痛くない歯石取りを心がけています
歯石は石のように硬く、歯に強固に付着しているため、専用の器具を用いて除去します。
この歯石取り(スケーリング・ルートプレーニング)は、処置の仕方によっては痛みが出やすく、過去の痛かった治療体験から苦手に感じている方も多くいらっしゃいます。
当院では、熟練した歯科医師や歯科衛生士が適切な手技と器具により、歯石除去時に痛みがないように心がけています。
進行した歯周病で歯周ポケット深くにある歯石を取る場合や、過敏な歯の治療では、痛みがでないように処置前に麻酔を行っています。麻酔自体もほとんど痛みを感じることのない痛みの少ない処置が可能なためご安心下さい。
歯石除去の方法
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歯の表面にこびりついている歯石は、手用スケーラー(キュレット)や超音波スケーラー、エアスケーラーといった専用器具で取り除きます。
手用スケーラー(キュレット)は、器具の先端に刃が付いており、歯石を削り取り、歯の表面を滑沢にすることができます。
超音波スケーラーやエアスケーラーは、器具の先端のチップが振動(約6,000~30,000回/秒)し、その振動で歯石を破砕・洗浄します。
もしかしたら歯周病?と心当たりのある方は検査をしましょう
当院では口内環境や歯周病の進行を確認するために、口腔内カメラを使用して撮影データから診断したり、エックス線検査で分析したりします。
歯周病の進行度を数字で表し、歯周組織の破壊程度を判断します。
プラークの染め出しやバナペリオで歯周病菌の有無を調べたり、徹底して検査・診断を行います。
歯周病を未然に防ぐ予防処置を行います
プラークコントロールとは、歯周病の直接の原因であるプラーク(バイオフィルム)を減少させたり、プラークが再び付着するのを予防することです。
歯周病の治療では、プラークコントロールは不可欠なものです。プラークコントロールなくして歯周病を治療することはできません。
初期の歯周病であれば、プラークを徹底的に取り除くことで歯肉を健康な状態に回復させることができます。
歯周病が進行したケースで歯周外科治療(フラップ手術や歯周組織再生療法)が必要なケースでも、プラークコントロールをしっかり行うことで、治療の効果を大きく高めることができます。
プラークコントロールは、歯周病の治療だけでなく、歯周病を予防する上でも大切です。